脱毛を調べ始めると、最初にぶつかるのが「医療脱毛とサロン、何が違うの?」という疑問です。どちらも「脱毛」と書いてあるのに、できることも、かかる費用も、トラブル時の対応も違います。
この記事では、国民生活センターや厚生労働省などの公的な情報をもとに、違いと選び方を整理しました。読む順番は、次の3つです。
1.医療脱毛とサロンの違いを知る
2.リスクと、契約前に確認したい条件を知る
3.気になるクリニックの無料カウンセリングで、総額を確認する
※本記事は広告(アフィリエイト)を含みます。掲載基準はこちら/情報の最終確認日:2026年10月7日
なるみちゃん
医療とサロン、広告を見てもどっちも安く見えて、違いがよく分からないです…。
つばき先輩
まず「何ができる施設なのか」が違うの。そこから順に見ていきましょう。
医療脱毛とサロン、何が違う?
いちばんの違いは、施術できる範囲が法律で分かれていることです。
施術する場所
医療脱毛クリニックなどの医療機関。毛根部の破壊を目的とする脱毛は、医師免許が必要な行為とされています(厚生省通知)
サロンエステ。医行為に該当しない範囲の施術に限られます
脱毛の内容
医療脱毛レーザー等で毛の発生源を破壊する等、高い効果が得られる脱毛ができます
サロン光を照射すること等による、一時的な除毛・減毛です
トラブル時
医療脱毛その場で、すぐに医師の診察を受けられます
サロン医師がいないため、医療機関を受診することになります
費用
医療脱毛保険が使えない自由診療で、全額が自己負担です
サロン料金体系は店ごとに違います。回数・期間・総額は、契約内容で確認してください
出典:国民生活センター「なくならない脱毛施術による危害」(2017年)、厚生省医事課長回答(昭和59年)
どちらでもトラブルは起きています。国民生活センターによると、約5年間に寄せられた脱毛施術の危害相談は964件で、内訳はエステ680件、医療機関284件でした。「皮膚障害」と「熱傷」が、どちらにも多くみられたとされています。この数字は相談の件数で、施術を受けた人数に対する割合ではありません。どちらが安全かを比べるものではなく、どちらを選んでも、リスクの説明を十分に求めることが大切という意味で受け止めてください。
「永久脱毛」という言葉について
広告では「永久脱毛」「ツルツルに」といった言葉をよく見かけます。ただし、公的な通知は「毛根部の破壊を目的とする脱毛」を医行為と位置づけていますが、「何年生えなければ永久」という基準は示していません。効果の出方には個人差があり、時間がたってから細い毛が生えてくる人もいます。
「永久」「完全」「絶対」といった強い言葉は、そのまま受け取らないようにしましょう。確認したいのは、回数を終えても毛が残ったときの対応(追加照射の費用・保証)です。
どちらが向いている?
「こちらが正解」と言えるものではありません。目的で選びましょう。
医療脱毛が向く人毛が生える仕組みそのものに働きかける、高い効果を求めたい人。トラブルが起きたときに、医師にすぐ診てもらえる安心がほしい人
サロンが向く人「一時的な除毛・減毛」で足りる人。医療の費用や通い方に、まだ踏み切れない人
サロンは、光を照射する一時的な除毛・減毛が前提です(国民生活センター)。効果の程度は、機器や回数、毛質で変わります。契約前に「どこまでの効果を想定しているか」を、必ず聞いてください。
知っておきたい、リスクと副作用
医療脱毛は、医療機関で行う自由診療(保険適用外)です。効果の出方や痛みには個人差があり、次のようなリスクがあります。
肌トラブル赤み・熱感・かゆみ・乾燥などが、1〜2週間ほど出ることがあります(湘南美容の案内)
毛嚢炎・ニキビの悪化まれに起こります(フレイア・湘南美容の案内)
硬毛化・増毛化照射した部位で、毛が太くなったり増えたりすることがあります(フレイアの案内)
やけど・炎症安全に配慮しても、完全には防げません(フレイアの案内)
照射できない場合持病・既往歴・アレルギー・服用中の薬・妊娠・肌の状態によっては、断られることがあります(湘南美容の案内)
トラブルが起きたときの対応(診察・薬・費用)は、院によって違います。契約前に確認してください。持病や気になる症状がある人は、診察で必ず医師に伝えましょう。
契約で見ておきたい、5つの条件
広告の料金だけでは、総額は分かりません。契約書とカウンセリングで、次の5つを確認してください。
1. コースの有効期限
見る点期限があるか、あるならいつまでか。期限を過ぎると、未消化分がどうなるか
2. 予約の変更・キャンセル
見る点無料で変更できる期限はいつまでか。期限を過ぎると、1回分が消化されるか
3. 解約・返金
見る点未消化分の返金方法と手数料。ローンの場合、返金や支払いがどうなるか
4. 追加費用
見る点診察料・麻酔・シェービング・薬代・キャンセル料が、料金に含まれているか
5. 毛が残ったとき
見る点回数を終えたあとの追加照射は、無料か有料か。保証の期間と条件はどうなっているか
知っておきたい、法律上のルール
美容医療の脱毛は、期間が1か月を超え、金額が5万円を超える契約の場合、特定商取引法の「特定継続的役務提供」の対象になります(消費者庁)。
クーリング・オフ法律で決められた書面を受け取った日から数えて、8日以内
中途解約役務の提供開始後は、提供済み分の対価に加えて、「5万円または契約残額の20%のいずれか低い額」が上限です
契約の内容によっては、対象にならない場合もあります。実際の扱いは、契約書で確認してください。出典:消費者庁「特定商取引法ガイド」
カウンセリングで聞くこと
脱毛は、契約してからでは条件を変えにくいサービスです。次の6つをメモして、2院分を同じ質問で比べてみてください。
1.麻酔・シェービング・キャンセル料・薬代まで含めて、総額はいくらか
2.回数を終えても毛が残ったとき、追加照射の費用や保証はどうなるか
3.途中で解約するとき、返金の方法と手数料はどうなるか(ローンの場合も)
4.希望の曜日と時間で、次回の予約はいつ取れるか
5.麻酔はいくらで、どの部位に使えるか
6.どの脱毛機を使うのか。指定はできるのか
カウンセリングで即決する必要はありません。「持ち帰って検討します」と伝えて大丈夫です。気になる2院を同じ日に回ると、比べやすくなります。
脱毛前の準備と、当日の流れ
自己処理はどうする?
自宅で電動シェーバーを使う方法が、肌への負担が少ないとされています。クリニックで剃ってもらえる場合もありますが、予定時間内に照射が終わらないことがあります(湘南美容の案内)。照射前の2週間は、毛を抜く自己処理を控えましょう。
日焼けは気をつけたほうがいい?
施術の前後は紫外線対策が大切とされています。日焼けした肌は、照射を断られたり、トラブルのリスクが上がったりする場合があります。日焼け止めを使い、できるだけ日に当たらないようにしましょう。
カウンセリング当日は、何をするの?
レジーナの案内では、予約 → 問診票の記入 → 医師の診察 → スタッフによるカウンセリング(プラン・支払い・解約の説明)→ 契約、という流れです。診察で照射できないと判断されると、契約できないこともあります。
当日の持ち物は?
その日に契約する場合は、支払い方法で持ち物が変わります(レジーナの案内)。クレジットカードは、限度額で引き落としできないケースがあるため、事前に限度額を確認するか、複数枚を持っていくと安心です。医療ローンの場合は、引き落とし口座のキャッシュカードと、現住所が分かる身分証が必要です。
生理中でも受けられる?
フレイアは、タンポンを使えば、生理中でもVIOを含む全身の施術ができると案内しています。他の院は、予約の前に確認しましょう。
気になる院の、無料カウンセリングへ
当サイトが提携しているクリニックのうち、3院の公式サイトを紹介します。順位ではありません。機器・料金・保証・追加費用は院やプランで違うため、上の「5つの条件」と「聞くこと」を同じ質問で比べてください。
3院の条件を、並べてみました
各院の公式サイトの記載をもとにしています(2026年10月7日時点)。「要確認」は、カウンセリングで聞いてください。
リゼクリニック
有効期限5年
キャンセル予約変更・キャンセル料は0円
追加費用診察・シェービング・肌トラブルの治療などが0円(麻酔は要確認)
毛が残ったら打ち漏れの再照射は0円(硬毛化は要確認)
フレイアクリニック
有効期限要確認
キャンセル前日19時まで無料
追加費用麻酔クリームは、安心プランなら無料
毛が残ったら再照射・硬毛化への対応は、安心プランなら無料
ルシアクリニック
有効期限最大3年
キャンセル前日18時まで無料
追加費用診察・薬は0円。麻酔クリームは1回3,300円
毛が残ったら照射漏れは無料で再照射
フレイアには「安心プラン」と「クイックプラン」があります。クイックプランは安い(全身+VIO・5回で52,800円)ぶん、上の「無料」は付きません。プランの名前と条件を、契約前に必ず確認してください。
エリアで探したい人は、新宿の医療脱毛クリニックの比較もどうぞ。出口・営業時間・契約条件を、院ごとに並べています。
サロンから医療へ乗り換えるのはあり?
乗り換えは可能です。割引などの制度は、クリニックごとに違います。それまでに通った回数や、残っている毛の状態は、カウンセリングで医師に伝えましょう。
途中で妊娠・引っ越しをしたら?
妊娠中は照射ができない場合があります。休止・期限の延長・転院ができるかは、院ごとに違うため、契約前に確認してください。
まとめ
違い医療は医師が行う医行為で、効果が高い脱毛ができる。サロンは、一時的な除毛・減毛の範囲
注意どちらも、肌トラブルのリスクがある。「永久」などの強い言葉は鵜呑みにしない
契約有効期限・キャンセル・解約・追加費用・毛が残ったときの対応を、書面で確認する
脱毛は、すぐに決める必要のない買い物です。2院の無料カウンセリングで同じ質問をして、納得してから契約してください。
つばき先輩
契約前の「持ち帰って考えます」は、全然失礼じゃないのよ。落ち着いて比べてね。